【中古車選びに悩む方へ】避けるべき中古車3選と見分けるポイントを解説!

「中古車の選び方がわからない」
「安いだけで選んでも大丈夫?」
中古車は新車よりも選択肢が豊富で、低価格で販売されいていることから人気です。

しかし、あくまで以前に誰かが乗っていた車。どのような乗り方をしていたのか不明な点が多く、車両の状態がわからないことから、購入の際には注意が必要です。とはいえ、中古車選びの正しい知識さえ持っておけば、安く車を手に入れることができます。

この記事では、中古車を購入する際の注意点やチェックポイントをまとめて解説します。
中古車の見分け方を理解することで損せずに、お手頃な中古車を購入できるようになります。

避けるべき中古車はこの3つ

中古車選びで最も重要なのが車両の状態です。車両状態が悪いと故障や事故につながりやすくなります。とくに修復歴車、冠水車、塩害車の購入は要注意。それぞれ解説していきます。

・修復歴車

日本自動車査定協会ウェブサイトによると修復歴車とは、交通事故や自然災害によって自動車の骨格部分を修理、交換した経歴のある車のことを指しています。修復歴がない車と比べて修復歴車は故障する可能性が高いとされています。

・冠水車

冠水車はその名の通り、水没してしまった車のことです。見た目ではわからなくても、車内に臭いが残っていることもあります。水没してしまうと電気系統に異常をきたすことが多いため、購入を避けたい中古車のひとつです。

・塩害車

塩害車とは、車に大量の塩分が付着してしまった車です。海水に浸ってしまった車や潮風を多く浴びた車、雪道を多く走行した車などが塩害車と言われることが多くあります。海水に浸るだけではなく、海の近くで長期間使用されて潮風を多く浴びた車も塩害の被害を受けてしまうことも。また、雪道では凍結防止に撒かれる「融雪剤」が塩害の原因になります。融雪剤の主成分は「塩化カルシウム」や「塩化ナトリウム」です。道路上に撒かれた融雪剤の上を車が走行することで、車の下部に塩分が大量に付着してしまい、サビの原因につながります。

修復歴車、冠水車、塩害車、このどれかに当てはまる中古車は、見た目ではわかりずらく内部で劣化が進んでいる可能性が高いです。その分、故障や事故につながりやすくなります。

これらは車両情報に記録し、販売する際にはきちんと説明することが販売店の義務になっています。購入時に販売店にしっかり確認しましょう。

また「整備記録簿」を見せてもらうことで、どこの部品を交換したか、整備した記録を知ることができます。過去に整備や点検をしっかり受けているかどうかは中古車購入において確認したいポイントです。

中古車選びで失敗しないためのチェックポイント

具体的に中古車選びで失敗しないためのチェックポイントをご紹介します。中古車を購入する際のポイントは大きく分けて車両・価格・保証・この3つのポイントがあります。購入前にしっかり確認しておきましょう。

車両について

中古車を購入する際に一番気になるのが車両の状態ですよね。「見た目が気に入った!」「価格が安い!」からといって車両状態が悪い車を購入してしまうと、あとから修理が必要になる可能性が高くなります。そうならないためにも、車両状態はよく確認しましょう。

車両の状態を確認するポイントはこの3つです。

①走行距離

②年式

③車検の有無

1つずつ解説します。

①走行距離は短ければ良いわけでもない

車両の状態で、まず確認するのが走行距離です。走行距離が長ければ長いほど価格は下がる傾向にあり、逆に走行距離が短いと価格が高くなります。

走行距離を基準した選び方の目安は、この2つを基準に選ぶといいでしょう。

・車体が綺麗な中古車が欲しい場合は走行距離3〜7万キロ

・とにかく価格が安い中古車がほしい場合は走行距離7万キロ〜10万キロ

しかし、走行距離だけに囚われて中古車を選ぶのは危険が伴うこともあります。走行距離が短いから、車両状態が良いというわけではないのです。とくに車両の年式が古いにもかかわらず、走行距離が短い車両には要注意。

②年式と走行距離を比べてみよう

一般的に走行距離の目安は1年で1万キロとされています。車両の年式と走行距離を比べると、その車両がどのような使われ方をしたのかがわかります。たとえば、使用されずに長い期間放置されていた車は年式が古くても走行距離が短くなります。

車は経年劣化もします。放置されたままでは、塗装や部品がサビていたり、消耗品が交換されず傷んでいる可能性が高いです。

気に入った車がある場合は、年式と走行距離を比べて、その車両がどのような使われ方をしたのか推測してみましょう。走行距離が短いだけで購入を決めるのは危険です。年式と走行距離がだいたい合っている車両が無難です。

③車検の有無も中古車選びの大事なポイント

中古車選びでは車検の有無もポイントです。車検を取得してない車両は、公道を走ることができません。

車検が残っている車両は購入後すぐに乗ることができますが、車検が切れている車は、新たに整備し車検を取得し直す必要があります。その際に別途車検代や諸費用が必要になることも。車検が無い車をさらに詳しく見てみると、この3パターンに分かれています。

1)車検整備付き

→納車までに車検を取得。車検代・整備代・諸費用は車両本体価格に含まれている

2)車検整備別

→納車までに車検を取得。車両本体価格に車検代、整備代・車検を受けるための費用が含まれていない

3)車検整備なし

→購入時の車検、整備は無い。乗るためには新たに車検・整備を実施する必要がある。車検整備付きの車両は本体価格に車検整備代が含まれているため、一番おすすめです。これら車検整備代の費用をふまえた上で中古車を選ぶ必要があります。

価格について

中古車を購入する際に支払うのは本体価格だけではありません。

登録手数料、自賠責保険料などの法定費用、登録代行費用などの諸費用が発生します。これら諸費用を含めた支払い総額が記載されている見積書を販売店に作成してもらい確認しましょう。

中古車販売店のなかには、車両本体価格は安く提示して、手数料を高くとる販売店もあります。気に入った中古車が見つかった場合は、見積書を作成してもらい確認してから購入契約を結びましょう。
車両本体価格だけを見て購入を決めるのは危険です。

保証について

新車と比べると修理が必要になる可能性も高い中古車。購入後の保証の有無も、中古車購入では重要なポイントです。保証が無いと、購入してすぐに修理が必要になった場合、自腹で修理することになります。

新車ほど長くはなくとも、保証期間が付いている中古車も多くあります。中古車の保証期間は、購入後から6ヶ月の保証期間が理想です。

また、年式が新しい中古車の場合は、メーカーの保証期間がまだ残っている場合も。その場合は保証継承手続きを行うと、メーカー保証を受けることができます。気に入った車両が見つかったら保証書の有無と保証内容はしっかり確認しましょう。

中古車選びで失敗したくなら未使用車を探すのも一つの手

「中古車選びで失敗したくない」
「中古車選びが難しいけど、安く車を購入したい」という人は未使用車を探すのも一つの手。

新車同等の車を、新車よりも安く購入できる未使用車は人気です。まだ誰にも使用されていない車なので、故障リスクも低く、車検がすでに付いている点も人気の理由。特に、車両状態の見分け方がわからない!中古車選びで失敗したくない!という方は未使用車がおすすめです。